戦国武将に学ぶ健康長寿の秘密 ②
|~戦国武将の7つの長寿の秘密と徳川家康の長寿の秘密~

今回の健康情報は、2回シリーズで戦国武将の生活から、その長寿の秘密を探っていきます。

2回目の今回は、戦国武将の7つの長寿の秘密と徳川家康の長寿の秘密をご紹介致します。

戦国武将の長寿の秘密

武士のメシ(永山久夫 著)では、武士の生活から下記の7つの長寿の秘密を考察しています。

玄米、野菜、魚、海藻に日本茶、現代でも健康に良いとされている食品です。また、よく噛んで食べる、常に身体を動かす(運動を行う)も現代でも健康に良いとされている習慣です。好きな武将も行っていた食事や習慣と思って、私たちも見習っていきましょう。

健康マニアNo.1武将、徳川家康の健康の秘密は八味丸!

戦国武将達にとって健康は、戦国時代を勝ち抜いて生き残る為に不可欠な要素であり、全ての武将達が気を付けていたものと思います。

中でも最も健康に気を付けていた一人と考えられるのが徳川家康です。家康はかなりの健康マニアであったと考えられています。セルフメディケーションの達人と言って良いでしょう。

徳川家康は、75歳でお亡くなりになりましたが、豊臣家を滅ぼし、後顧の憂いを絶って徳川家の天下を堅固なものとしたのはその前年。もし、家康が健康に無頓着で早くお亡くなりになっていたら、日本の歴史は変わっていたかもしれません。

家康が実践していた健康法が、江戸幕府が編纂した「徳川実記」に記されています。中でも現代人の健康にも必要と考えられるのが以下の5点です。

粗食中心の食事 贅沢は月に2~3度で良いとし、麦飯と味噌中心の一汁一菜から一汁二菜の食事をしていました。
高齢になっても肉を食べる 粗食を好む一方で、キジやツルなどの焼き鳥を好物としました。70歳を超えても鷹狩を楽しむ体力は、この肉食から来ていたのでしょう。
運動を行う 歳をとっても鷹狩に加え、剣術、弓術、水泳、乗馬も好んで行っていました。
ストレスの発散 香木を焚いて心を落ち着かせ、ストレスを発散していました。
薬について学び、活用する

(八味丸)

薬学を熱心に学んで自ら薬を調合していました。愛用していた漢方薬の1つが八味丸。中国で不老長寿を目指して作られたと言われ、「金匱要略」という有名な漢方書籍の中で、最も多く登場する薬です。自ら愛用するだけでなく、病気がちな家臣にも分け与えていました。
慶長18年(1613年)に、側近の本多正信が家康のもとを訪れた際にも、病気がちだった正信を案じて八味丸を百粒与えた記録が残っています。
家康が長寿で天下を取ったのには、この八味丸の助けがあったのかもしれません。また、家康は生涯18人の子女をもうけましたが、そのうちの3人は60歳を過ぎてから。この元気の秘密も八味丸にあったのかもしれません。

戦国武将や戦国武将の中でも特に健康に気を付けていたと考えられる徳川家康の健康長寿の秘訣をお伝えしました。これらの秘訣を私たち自身の生活にも取り入れ、食生活の見直し、運動の実施、ストレスの発散、薬の活用などにより、健康長寿を目指しましょう。

参考文献
1)永山久夫(2012)「武士のメシ」宝島社,PP.94-95
2018.11.30
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