今話題のオプジーボってどんな薬?
|~免疫力の大切さを再確認しよう!~

夢の抗がん剤ともいわれ、その価格が半額に引き下げられた(3,500万円から1,750万円/1ヵ月)ことも話題になった抗がん剤オプジーボ。
今回の健康情報は、オプジーボがどのような薬であるかご紹介すると共に、免疫力の大切さを再確認していきます。

なぜオプジーボが夢の抗がん剤と呼ばれているか?

オプジーボは、従来の抗がん剤などの治療に比べて多くの点で非常に優れています。その為に夢の抗がん剤と呼ばれるようになりました。

オプジーボの特長(従来の治療法との比較)

副作用が少ない
従来の治療(抗がん剤や放射線治療)に比べ、副作用の発現率が低い。従来の抗がん剤は、約9割の患者において副作用が現れるが、オプジーボでは約1割に留まる。
様々な種類のがんに効く
理論上は全て種類のがんに有効であり、実際に多数のがんで使用されている。
有効性が高い
多くの末期がんの患者において、従来の抗がん剤を凌ぐ効果が得られている。
効果の持続時間が長い
従来の抗がん剤は、がん細胞が薬剤に対する耐性を持つことにより短期間で効かなくなることがある。オプジーボは、薬剤耐性が出難く、従来の抗がん剤に比べ効果の持続時間が長い。

オプジーボは体の本来の免疫力を引き出す薬!

従来の抗がん剤は、ほとんどの薬ががん細胞を直接攻撃します。その際に正常な細胞まで攻撃してしまう為に、副作用の発現が多いという現実があります。がん細胞のみを攻撃する工夫をこらした薬の開発が進められていますが、なかなか完璧とまでいかないのが現状です。

従来の抗がん剤は、ほとんどの薬ががん細胞を直接攻撃します

一方、オプジーボは、がん細胞を攻撃しません。オプジーボは、がん細胞が持っている免疫抑制(T細胞につながって攻撃を防ぐ能力)を抑えます。免疫抑制が抑えられることで私たちの体を守るT細胞(免疫細胞の1種)ががん細胞を攻撃できるようになり、有効性を現します。T細胞は正常細胞とがん細胞を見分けることが可能で、がん細胞のみを攻撃します。

オプジーボは、がん細胞を攻撃するのではなく、T細胞ががん細胞を攻撃できるようにする薬です

免疫力が強く働きすぎて起こる副作用がありますが、抗がん剤が正常細胞を攻撃しないことで、従来の抗がん剤に比べ副作用の発現率が格段に低くなっています。

オプジーボは、がん細胞を攻撃するのではなく、T細胞ががん細胞を攻撃できるようにする薬です。私たちの体が本来持っている免疫力を引き出す薬と言えます。

高齢者は免疫力を強化する努力を!

このように私たちが持っている免疫力(病気への抵抗力)は、本来の力が発揮されれば、従来の抗がん剤の効果を凌ぐほど強力です。私たちの健康は、私たちの免疫力が握っていると言っても過言ではありません。

しかし、私たち日本人の死亡原因の第一位はがん。また、感染症である肺炎も第三位に入っています。がんや肺炎の増加は、高齢化に伴う免疫力の低下が関係しており、日本は世界一の長寿国になったことで、がんや肺炎が増加したと考えられています。誰にも免疫力維持は大切ですが、特に高齢者は加齢によって免疫力が低下していくことを理解して、積極的に免疫力向上の努力を行い健康維持に努めましょう。

オプジーボは、がん細胞を攻撃するのではなく、T細胞ががん細胞を攻撃できるようにする薬です
免疫力向上の参考ページ:免疫力を強化して健康な毎日を!
2018.03.01
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