病は気からはホントだった?
|~あなた次第で薬の効果が30%アップ?!~

病気はネガティブさんが大好き!!

病は気からって本当?研究で立証されているそのメカニズム

「病は気から」古くから語り伝えられてきたこの言葉。意味は、「病気は気持ちしだいで、良くもなれば悪くもなる」というものです。

お腹が痛かったけど、友達と遊んでいたら忘れた。明日のテストが嫌で学校を休みたいと思っていたら本当に熱が出た。など経験がある方もいらっしゃるでしょう。

ストレス性胃炎などの病気もあり実際にあることだとは思いますが、本当なのだろうかと疑問に思う方もいらっしゃると思います。

この「病は気から」、実際に研究が行われ立証されると共にそのメカニズムも解明されつつあります。

病は気からの研究内容

  • マウスを用いて、ストレスにより脳に炎症が起こる事を発見
  • ストレスの影響を受ける交感神経が炎症疾患の病態に関わることを確認

寿命への影響は?なんと寿命に約56%もの差が!

寿命への影響は、ケンタッキー大学のデボラ・ダナー教授の研究が参考になります。

楽しい・嬉しいなどポジティブな言葉を使う人と、寂しい・悲しいなどネガティブな言葉を使う人の60年後の生存率を調べた研究です。

その結果はポジティブな言葉を使う人の生存率は約90%、ネガティブな言葉を使う人は約34%でした。

考え方の違いで寿命に約56%もの差が生じていました。

ネガティブvsポジティブ

また、ユニバースシティ・カレッジ・ロンドンのステップトー教授は、幸福そうな人とそうでない人のコルチゾール(ストレスにより分泌されるストレスホルモン)濃度を調査した結果、最大で32%もの差があったと発表。

幸せそうな人ほどコルチゾールの濃度が低く下記の点で病気のリスクが少ないと報告しています。

幸福そうな人は幸福そうでない人に比べ...

  • ストレスホルモンが最大で32%少ない。
  • 高血圧や高血糖になりにくい。
  • 脳や体が老化しにくい。
  • 心臓病や動脈硬化など心血管疾患のリスクが低い。
幸福そうな人vs幸福そうでない人

薬の効き方への影響は?効果が上がるだけでなく副作用が出ることも!

聖書に「信じるものは救われる」という言葉があります。薬においては、この言葉がズバリ当てはまります。

プラセボ効果とノセボ効果

皆さま、プラセボ(プラシーボ)効果という言葉をご存じでしょうか。

プラセボ効果は、本来は薬としての効果を持たない物質(偽薬)を、本物の薬と信じて使うことで得られる効果のことです。

プラセボ効果は特に痛み、不眠、下痢に影響を及ぼし、本物と信じて偽薬を飲んだ人の約30%もの方に本物の薬と同じ効果があったとの報告があります。

プラセボ効果

プラセボ効果

偽物を本物と信じて使うことで得られる効果。
30%の方に効果あり。

プラセボ効果の逆の効果も存在します。それがノセボ(ノシーボ)効果です。

ノセボ効果は、偽薬を本物の薬と信じて使うことで本来出るはずのない副作用が出る効果の事です。偽の薬でも、ちょっとした思い込みを与えるだけで、副作用(ノセボ効果)が強く現れることが報告されています。

本物と信じて偽薬を飲んで、実際には飲んでもいない薬の効果(例えば痛み止めと信じて偽薬を飲んで痛みが止まる)が出る私たちにとってプラスのものがプラセボ効果、飲んでもいない薬の副作用が出てしまう私たちにとってマイナスのものがノセボ効果とご理解いただくと良いでしょう。

ノセボ効果

ノセボ効果

偽物を本物と信じて使うことで副作用が出る効果。

これらの効果は薬を飲む人の心理状態に左右され、医師や薬を全面的に信頼して飲めば、薬の効果にプラセボ効果が加味され、最高の効果が期待できます。

逆に薬やそれを処方した医師に不安・疑問・不信感などを抱いたままくすりを飲んでもよく効きません。それどころか、ノセボ効果が加わって副作用が出ることもあります。

病は気からを活用、プラセボ効果を利用しよう!

より高いプラセボ効果を生むために、患者さんと良い信頼関係を築くように意識している医師も多くいるそうです。

治療を受けたり薬を利用する私たちも、治療や薬への疑問など気になることがあれば、積極的に医師や薬剤師に相談し、納得して信じられる状態を作りだし、より良いプラセボ効果を利用できるよう心がけましょう。

医師との信頼関係が高いプラセボ効果を生む

病は気からを活用、ストレスとうまくつきあっていこう!

私たちの身の回りでは、毎日様々なことが起きてそれを私たちは受け止めています。その受け止め方が大切です。

例えば晩酌をしようと思って日本酒を出したところ、残りコップ1杯分。こんなに残っていてラッキーと思って喜ぶか、これだけしか無いと思ってストレスを溜めるかということ。

どちらも同じことが起きていますが、一方は幸福を感じて、一方は不幸を感じてストレスを溜めています。

幸せは与えられるものではなく、自分自身で選択するものです。心の持ちよう一つで不幸にも幸福にもなります。幸せと選択することで、体も健康になっていくことを自覚して、どんどん幸せを選択していきましょう。

自分で幸せを選択する秘訣は?

経済的に豊かでない国や、危険が隣り合わせの国でも、自分を『幸せだ』と思う人はたくさんいます。人はどんな環境でも幸せを感じる力を持っています。

幸せを選択する為の心に関する秘訣が以下の4つです。実践して自ら幸せを作り出していきましょう。

幸せを選択する為の4つの秘訣

自分自身を高く評価する

自己肯定
評価は特に根拠がなくてもよく、思い込めばOK。

嫌なことにも、感謝する

感謝
例えば、自分への悪口を聞いてしまったとしても、自分のマイナス部分を知る機会を得られたと考える。その機会に感謝しましょう。

一日の終わりに、
    「よかったこと」を思い出す

よかったこと
脳が一日の"よいこと"だけを探すようになり、脳内のポジティブな神経ネットワークが強化されるそうです。

何はなくとも、笑ってみる

笑ってみる
笑うと、脳に楽しいという信号が送られ、ポジティブな思考回路がより強化されるそうです。口角をくっと持ち上げてみるだけでも効果があります。

「病は気から」をプラスに活用することで、健康が増進したり寿命が延びると考えられています。また、プラセボ効果では薬の効果が約30%増加することが確認されており、患者に信頼されることでその効果を引き出そうと努力している医師もいます。

皆さまも、幸せになり、健康が増進して寿命も延びる「病は気から」のプラスの効果やプラセボ効果を認識し、実践頂ければ幸いです。

2021.07.28
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