皆さまご存じのように脳卒中は、脳の血管が詰まったり破れたりすることによって脳が障害を受ける病気です。
日本人の約4.3人に1人が脳卒中を経験するとされ、日本人の死亡原因の4位に位置しています。
再発しやすい病気のため、一度発症した人は再発のリスクが高まります。
脳卒中の怖さは、死亡原因になることだけではありません。本当の怖さは後遺症にあります。
今回は、脳卒中の「分岐点」をうまく乗り越え、発症を回避し後遺症を防ぐ方法についてお伝えします。
今回のテーマは脳卒中について2回シリーズでご紹介致します。
第1回目は、脳卒中の怖さと発症を防ぐ対策についてです。
皆さまご存じのように脳卒中は、脳の血管が詰まったり破れたりすることによって脳が障害を受ける病気です。
日本人の約4.3人に1人が脳卒中を経験するとされ、日本人の死亡原因の4位に位置しています。
再発しやすい病気のため、一度発症した人は再発のリスクが高まります。
脳卒中の怖さは、死亡原因になることだけではありません。本当の怖さは後遺症にあります。
今回は、脳卒中の「分岐点」をうまく乗り越え、発症を回避し後遺症を防ぐ方法についてお伝えします。
脳卒中で後遺症のない方は、どの程度いらっしゃるでしょうか?
発症前の体に戻る方はたった5人に1人です。残りの4人はお亡くなりになるか、何らかの後遺症が残ります。
多くの方がリハビリののち不自由な体とつきあいながら生活を続けることになります。私は、趣味としてテニスや登山をしていますが、万が一、脳卒中になって後遺症が残った場合には、今までと同じように続けることは難しいでしょう。
健康であれば出来る多くの事が、後遺症で出来なくなる可能性があります。車を運転できなくなった場合は、地方では非常に不自由な生活が待っています。
脳卒中の後遺症は、「私たちの生活を一変させ、その後の人生に非常に大きな悪影響を与える。」怖さを持っています。
どう乗り越えるかでその後の人生が大きく変わります。
脳卒中は、どの程度防ぐことができるでしょうか?
生活習慣の見直しと検査で脳卒中の80%は防ぐことが出来るとされています。
その方法が日本脳卒中協会により、五・七・五の俳句のリズムで「脳卒中予防10ヶ条」としてまとめられています。
脳卒中の最大の原因は、動脈硬化で脳の血管が狭くもろくなって、血管が詰まったり破れたりすることです。
動脈硬化は、高血圧や糖尿病・脂質異常・肥満などの生活習慣病により促進されます。そのため、1.2.5.6.7.8.9.の7 つがその対策として入っています。
不整脈(脈のリズムがおかしい状態)は、血液の塊(血栓)が出来やすくなる心房細動でも起こります。
血栓は、血管を詰まらせて脳卒中の原因になる可能性があり、脈のリズムが一定でなくおかしいと思ったら、すぐに病院を受診しましょう。
タバコに含まれるニコチンは、強力な血管収縮作用があるため血圧を上昇させます。また、同じくタバコに含まれる一酸化炭素は、血管の内壁を傷つけるのに加え、血栓をつくりやすくして、脳卒中の原因になる可能性があります。脳卒中の予防のためには、禁煙が必須です。
脳卒中のリスクを理解して、10ヶ条を守っていきましょう。
更に、以下の検査を受けるとより安心です。