その体調不良、夫や妻が原因かも!? ②

夫源病と妻源病の予防と改善

今回のテーマは、夫源病(ふげんびょう)と妻源病(さいげんびょう)について。

2回シリーズで
夫源病と妻源病とは何か?
どのような人がなりやすいか?
どうすれば予防・改善が出来るか?
...など、詳細情報をお伝えします。

今回は、夫源病、妻源病を予防・改善する方法についてです。

残念なふたりにならないために

夫源病&妻源病の対策とは?

主に以下が考えられます。

夫源病や妻源病についてお互いに知る

夫源病や妻源病という言葉自体を知らない人もいらっしゃると思います。

夫婦で夫源病や妻源病という病気があることを理解し、前記のチェックを行い自分たちが該当する可能性があるか確認しましょう。

これらの病気や原因となる行動について理解することで、お互いに発症の原因にならないように気を付けたり、改善することが出来ます。

不満や嫌なことを話し合う

夫源病や妻源病の原因は、妻や夫からのストレスです。

これらの病気を予防・改善するには、ストレスになる不満や嫌なことをがまんし続けず、相手に伝えて言動を変える努力をすることも大切です。

夫婦で話し合う
話し合う際のポイント
  • 知る 下地として夫源病や妻源病についてお互いに知ったうえで話し合うと良いでしょう。
  • 言葉を選ぶ 話し合いで夫や妻の言動を変えるには、自分の気持ちを相手に上手に伝えることが重要です。最初は単に要求するのではなく、「やってくれると嬉しい・助かる」と柔らかく伝えると良いでしょう。
    言葉を選ぶ
  • 貯め込まない 夫や妻の言動にイラッときたら不満を貯め込まずに、その場で素直な気持ちを伝えることも大切です。
    この時のポイントは、「そういう言い方されると、私は傷つく」など自分を主語することで、相手に責められているように感じさせることなく伝えられます。
    夫婦で貯め込まない
    それでも相手から反論されたり、逆に不満を言われて喧嘩になることもあるかもしれませんが、口げんかもコミュニケーションの一つとの考え方もあります。
    口げんかもコミュニケーション
    また、日頃から、気軽に本音を言い合える関係を築いておくと不満や嫌なことも言いやすくなります。
  • お互いに 夫婦の問題はどちらか一方に100%の原因があることは少なく、どちらにも何らかの原因があることがほとんどです。夫や妻に言動を変えるには、自身の言動を変える必要があることもあります。改善できそうなことは、あなた自身も改善を試みましょう。

距離を取る

以下の場合は、数日旅行に行ったり実家に帰るなど距離を取ってみるのも良いでしょう。

距離を取ることでお互いに冷静になれたり、相手の必要性を再認識できる可能性があります。

距離を置くことが薦められるケース
  • 話し合っても改善できなかった場合。
  • お互いに黙り込んで険悪な雰囲気がずっと続く場合。
  • そばにいるのも嫌なほど嫌悪感が増した場合。
  • ...など
夫婦で距離を取る

ストレス発散

根本的な対策ではありませんが、ストレスを発散することで夫源病や妻源病を予防したり、症状を改善することが可能です。

怒りや不満を感じたときは、出来ればその日のうちに発散してストレスが溜まるのを抑えましょう。

夫婦でストレス発散
自分でできるストレス発散法
  • 体を動かす ジムなどで走ったり筋トレなど運動を行いましょう。しんどくて嫌なことを思いださない、やや高い負荷で行うことがポイントです。テニスやバッティングセンターで、ボールを思いっきり打つのもおすすめです。
  • 声を出す 大声で叫ぶとイライラした気分も吹き飛びます。カラオケに行ったり、海辺などで相手への不満を叫ぶのも良いでしょう。
  • 現実逃避 映画やドラマ、小説や音楽など没入できることを楽しみましょう。泣ける映画やドラマを見て思いっきり涙を流すのも良いでしょう。
  • 趣味を持つ 楽しめる趣味があれば、思いっきり楽しんで嫌なことを忘れましょう。
  • 愚痴る 気の置けない友人に愚痴る。誰かに聞いてもらうとストレスが和らぎます。

家族であってもモラハラに注意を

モラハラ(モラルハラスメント)は、言葉や態度などによって人格や尊厳を傷つけたり、精神的な暴力や嫌がらせをしたりすること。

例えば 暴言を吐く 不機嫌をまき散らす 日常的に相手を否定する ...など

モラハラ

夫源病と妻源病の原因は、ともに配偶者からのモラハラによるストレスとらえることが出来ます。

夫源病や妻源病の怖いところは、原因となる夫や妻が間違ったことをしているとの認識がなく、自分が病気を生み出していることに気付いていないことが多いこと。

子源病、母源病、父源病...

同様のことは親子の間でもあり、子源病、母源病、父源病などもあるそうです。

家族は気を使わず自然体で接することができる最も身近な存在だと思いますが、時には知らずしらずのうちに大事な家族にモラハラ的なことをしていないか、夫源病や妻源病などの体調不良の原因になっていないか、相手の立場に立って考え自分自身を振り返ってみることも大切です。

2025年06月03日
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