主人公の外科医が、手術後に脳を休めるためにガムシロップを飲み干すドラマがあります。
決して、真似をしてはいけません。
ガムシロップは、砂糖と水、アラビアガムを煮て作った甘味料のひとつです。
砂糖を多く含みます。
今回の健康情報は、血糖値上昇のリスクについて。
血液中に糖が増えすぎると血糖値が高くなり、健康に様々な悪影響を引き起こすことが知られています。
血糖値が高くなる原因やどのような悪影響があるかを説明するとともに、それを防ぐ方法をご紹介いたします。
主人公の外科医が、手術後に脳を休めるためにガムシロップを飲み干すドラマがあります。
決して、真似をしてはいけません。
ガムシロップは、砂糖と水、アラビアガムを煮て作った甘味料のひとつです。
砂糖を多く含みます。
100%ジュースは、ほぼ天然の果物から作られており他のジュースに比べて健康に良いイメージがあります。
しかし、100%ジュースも果糖など糖を多く含みます。
ほとんどのスポーツドリンクは、糖を多く含みます。
水分補給には、水や麦茶などを飲むのが良いでしょう。非常にのどが渇いた時など水分補給を急ぎたい時は、経口補水液を使用しましょう。
但し、経口補水液は食塩を含み、血圧が高い人は注意が必要です。
習慣的にコーヒーを飲む人は、心臓病、脳卒中、呼吸器疾患による死亡リスクが低下するという研究結果が発表されています。
この効果はブラックコーヒーだけで砂糖を入れて飲むと効果が得られないとの研究結果が発表されています。
コーヒーと同様で、青汁や野菜ジュース自体は健康に良いと考えられますが、糖を多く含む場合は健康に悪影響を与える可能性があります。
ところで、なぜ、糖を摂りすぎるといけないのでしょうか?
皆さま、「白い悪魔」と「悪魔の3つの白い粉」と聞いて何を思い浮かべますか?
人によって様々と思いますが、食品としては以下の3つを指します。
中でも、砂糖(糖)は最恐の悪魔です。
なぜ、これらの食品は悪魔呼ばわりさせるのでしょうか?
その理由が、「血糖値を急激に上げる」ことです。
これらの食品は、精製の過程で食物繊維やたんぱく質、ミネラルなどが失われて、精製前より消化吸収されやすくなります。
砂糖・白米・小麦粉は、摂取後速やかに消化され、ブドウ糖に変化して消化管から吸収され血液に流れ込み、血糖値を急激に上昇させます。
中でも糖の一種で消化・吸収が早い砂糖は、白米や小麦粉に比べて血糖値がより上がりやすく、最も注意が必要です。
血糖値上昇による急性の悪影響には、ペットボトル症候群という別名が付けられています。
暑い夏場は、冷えたジュースや炭酸飲料、スポーツドリンクが美味しい季節です。
しかし、暑くてもこれらの飲料を飲み過ぎてはいけません。飲みすぎるとペットボトル症候群を引き起こす可能性があります。
ペットボトル症候群は、ジュースや甘い炭酸飲料、スポーツドリンクなど糖を含む飲料を多く飲んで、血糖値が急上昇して急性の悪影響が出る病気です。
のどが渇く、尿量が増える、だるい、疲れやすい、イライラする、吐き気がするなどの症状がよくみられ、重症になると意識がもうろうとして、時には命に関わることもあります。
前記でだった質問は、全てペットボトル症候群の原因になる可能性があります。
夏の水分補給や熱中症対策で、スポーツドリンクやジュースなどの飲料が増えがちになりますが、飲みすぎにはくれぐれも注意しましょう。
飲料以外でも、砂糖など糖の多い食べ物であるアイスクリームやかき氷、ケーキやお菓子類なども血糖値が上昇する原因になります。
また、白米や小麦粉なども、血糖値を上げやすいので食べ過ぎに注意しましょう。
夏はビールが美味しい季節。僕も夏のビールが大好きです。
スポーツドリンクがダメなら、ビールを飲もうと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、ビールに含まれるアルコールは利尿作用(排尿を促進させる働き)を持っています。
ビールを飲むとおしっこの回数が増えて体の水分が出てくため、渇きが収まらず更に飲みたくなり残念ながら水分補給になりません。
緑茶やコーヒー、エナジードリンクも同様です。これらの飲料はカフェインを含みますが、カフェインもアルコール同様に利尿作用を持ちます。
水分補給の基本は水ですが、熱中症対策に適した飲み物を選び、こまめな水分補給を心がけましょう。
急激に血糖値が上がると、急性だけでなく慢性の悪影響もあります。
血液中に糖が増えすぎると、血管を傷つけて血管の劣化(動脈硬化など)が進むことが知られています。
これに対して私たちの体は、血液中のブドウ糖を細胞に取り込ませて血糖値を下げる働きを持つインシュリンを分泌し、急激に上がった血糖値を下げて体を守ります。
しかし、急激な血糖値の上昇が何度も繰り返されると疲れてしまいインシュリンの分泌量が減少して血糖値が下がり難くなって、糖尿病を発症します。
糖尿病は、血液中の糖が増えすぎた状態が継続し、体中の血管を傷つけ続けて、破れたり詰まりやすくすることで全身に様々な合併症を引き起こします。
WHO(世界保健機関)では、砂糖の摂取量は『1日の総摂取カロリーの10%未満を推奨』とし、さらに、『5%未満ならより健康効果がある』としています。
この5%の量は、平均的な成人で25g(小さじ6杯)程度。油断するとすぐに超えてしまいます。
5%の量未満とするのは難しいと思いますが、健康の為にはなるべく砂糖の摂取量を減らすように心がけましょう。