私は冬に、こたつに入って温まりながら、みかんやアイスクリームを食べるのが大好きです。
読者の皆様の中にも同じという方がいらっしゃると思います。
日本の冬の風物詩であるこたつですが、高齢者にとって危険な暖房器具となる可能性があることをご存じでしょうか。
今回の健康情報は、こたつの健康リスクについてご説明します。
私は冬に、こたつに入って温まりながら、みかんやアイスクリームを食べるのが大好きです。
読者の皆様の中にも同じという方がいらっしゃると思います。
日本の冬の風物詩であるこたつですが、高齢者にとって危険な暖房器具となる可能性があることをご存じでしょうか。
今回の健康情報は、こたつの健康リスクについてご説明します。
こたつは、私たちの血圧を信じられないスピードで乱高下させるジェットコースターになる可能性があります。
そのメカニズムを擬人化してわかりやすく、3ステップでご説明します。
こたつに入ると下半身が高温で温められます。
すると血管くんは「あ〜極楽極楽」と限界までユルユルに広がり、血液が流れやすくなって血圧が下がります。
こたつの中と部屋の温度差は10℃〜20℃前後。
こたつから出て、更に寒い廊下やトイレへ移動することで、何度も急激な温度差に晒されます。
今度は血管くんが「ひえぇ!寒い!」とパニックになり、一瞬でガチガチに縮み上がります
血管が収縮して血液が流れ難くなり、血圧が急上昇します。
この血圧の急上昇に心臓や脳の血管が耐えきれない場合は、脳卒中や心筋梗塞を引き起こす可能性があります。
寒いトイレから戻って、こたつに入ると再び下半身が高温で温められます。すると縮み上がった血管くんは「あ〜極楽極楽」と再び限界までユルユルに広がり、血液が流れやすくなって急上昇した血圧が、急降下します。
この血圧の急降下により、脳の血流が不足してたちくらみや失神でケガをする可能性があります。
このように急激な温度変化により血圧が大きく変動し、心筋梗塞、脳卒中、立ちくらみや失神などを引き起こす現象をヒートショックといいます。
特に高齢者はリスクが高いことが分かっているので注意が必要です。
こたつの使用で、更に危険が増す行動が次の3つです。
お酒のアルコールは、こたつと同様に血管を広げる作用があります。
お酒とこたつの熱とダブルで血圧を下げたあとに、寒い場所に移動したときの血圧の跳ね上がり方は尋常ではありません。
こたつで寝ると汗をかいて水分が失われ、血液がドロドロの状態になります。
血液ドロドロの流れが悪い状態で、寒い廊下への移動は、大きく血圧を上げます。
こたつから出て、寒い廊下を通って寒い脱衣所で服を脱いで入浴。
入浴はこたつ以上に体を温めます。
寒い脱衣所で血圧が上昇後、入浴で大きく低下して立ちくらみや失神のリスクが更に高まります。
実際に冬になると、浴槽内で失神して溺れて死亡する事故が、高齢者を中心に増加します。
1つでも危険ですが、3つ重なると更にリスクが増加します。重複にはくれぐれも注意しましょう。
リスクはありますが、こたつでみかんやアイスを楽しみたい方も多いと思います。
血圧のジェットコースターの運行を止めるための対策が以下になります。
こたつの中と外の温度差を少しでも抑えましょう。
可能なら全館空調で廊下や脱衣所・風呂場も暖めましょう。
面倒くさがらずにカーディガンなどを羽織り、靴下を履いて温度差に晒されるのを防ぎましょう。
こたつに入る前後は必ず水分を摂り、血液のドロドロ化を防いでください。
こたつを安全に使用する秘訣は、温度差を防ぎ、しっかりと水分補給を行うことです。
さらに危ない3つの行動も控えましょう。
こたつは、ヒートショックのリスクがやや高い暖房器具といえますが、
などのメリットもあります。
こたつの特徴を理解して、安全に暖まりしましょう。