腸内環境と健康その1

腸の健康と身体の健康の関係

健康を左右する腸の働き

腸は、小腸と大腸から成り食物の消化・吸収・排泄を担っていますが、実はその働きはこれらに留りません。

腸の消化・吸収・排泄以外の2つの働き

免疫細胞と腸内細菌

腸は消化器官としての機能以外にも非常に大切な働きを持っています。
腸の不調は、消化・吸収・排泄の異常のみならず、❶免疫力の低下、❷腸内細菌の毒素産生につながり、がん、アレルギー、過敏性腸症候群、便秘の原因にもなるとされます。
このように腸の健康を保つことは、私たちの身体の健康を保つために非常に重要です。

人間は健康のカギを握る多数の腸内細菌と一緒に生きている

私たちの腸の中には500~600種類、600~1000兆の細菌(腸内細菌)が棲んでいるとされ、食中毒などの感染症のように特別な危害を及ぼさない限り、私たちの体はそれらの細菌の生息を許していると考えられています。

腸内環境が良い時の効果
腸内細菌の種類
善玉菌
善玉菌
健康に良い作用をもたらすもの
日和見菌
日和見菌
健康に良いようにも悪いようにも作用するもの
悪玉菌
悪玉菌
健康に悪い作用をもたらすもの

これらの働きは私たちが生きていくうえで大変に重要であり、一生を腸内細菌の助けのもと過ごします。

腸内細菌が良い働きをするためには、腸内環境をよくすることが大切です。

次回の健康情報では、善玉菌と悪玉菌の働きと腸内環境の関係をご紹介します。

2014年09月30日
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